最近、中古住宅を購入してリフォームをしようと言う人が増えてきています。
これは中古住宅を購入してリフォームをすると、優遇制度や補助金制度が設けられており、お買い得な物件を手に入れることが出来る為で、賢くお住まいを手に入れる方法の一つです。
国が税制優遇を後押ししている今こそ中古住宅の購入を考えるときかもしれません。
中古住宅を買うメリット・デメリット
メリット
- 中古住宅は同条件の新築住宅よりも安く手に入り、同予算でもっと通勤や通学に便利な場所で購入することが可能になります。
- 中古住宅を買うのは、前の居住者の生活感を感じるので嫌だと考える人もいます。
でも!
リフォームで全く違うお住まいの様に仕上げることが可能なので、一度リフォーム会社に相談してみる価値はあります。 - バリアフリーなどのリフォームも、中古住宅をリフォームするときに行っておくと、先々で親との同居をするなどの役に立ちますね。
バリアフリーのリフォームには介護保険の補助金で優遇制度がありますので、お住まいの市町村役場に確認することをオススメします。
デメリット
でも!
間取りや給排水設備や水廻りの設備の変更など、自分の思い通りに変更できる楽しさもあり、どんどん満足できるお住まいになっていくことで愛着感が増すメリットもあります。
中古住宅を購入して心配な事と言えば、築年数が経ったものは引渡し時には気が付かない欠陥や傷みなどが見つかる場合があるのではないか?ということです。
中古住宅リフォーム後に欠陥が見つかった場合は?
Q.
中古住宅を購入してリフォームが完成したお住まいに居住してから、雨漏りや建物構造上欠陥の欠陥が見つかったときにはどうすれば良いのでしょうか?
A.
リフォーム瑕疵保険(かしほけん)と言う制度がありますのでご安心ください。
瑕疵保険とは?
中古住宅を購入してリフォーム工事を行った際に、しっかりとした検査を受けて審査を通ったはずが重大な欠陥が見つかったものに対して補修費用や損害賠償として支払われる保険です。
リフォーム工事の契約の時点で申し込んでおけば安心ですが、リフォーム工事を依頼するリフォーム会社が、瑕疵保険<の加盟会社なのかを契約の事前に確認しておく必要があります。
中古住宅購入やリフォーム工事の優遇制度(補助金制度)
補助金制度の優遇を受けられるリフォーム工事は、
・耐震リフォーム
・省エネリフォーム
などが有ります。
バリアフリーリフォームの補助金制度は、一度の工事で20万までの補助金が出る制度で、要介護者や要支援者が実際に住むことが必要です。
工事内容としては、手摺りの取付けや居室やトイレ、浴室、廊下などの敷居の段差の解消やスロープを設けるなどの工事や和式トイレを洋式トイレに改装するなども補助金の対象になります。
その他優遇制度としては、中古住宅購入に対して住宅ローン減税で年末のローン残高の1%が10年間所得から控除されます。
これにはいくつかの条件が有り、購入する中古住宅の大きさが50㎡以上であることや、木造住宅で築20年以内、マンションで築25年以内であることです。
リフォームに対しての優遇制度としては、
・耐震リフォーム
・省エネリフォーム
などをした場合、それぞれに優遇制度が設けられています。
住宅ローンから減税できるものや、ローンを利用しない場合は、リフォーム工事費用を所得税から減税できるものがあります。
こう言った減税の優遇制度などは、仲介をする不動産会社やリフォーム会社に相談することも必要ですが、各自治体に直接問い合わせてみると良いでしょう。
補助金制度を活用する場合の書類
色々な補助金制度や優遇制度などに必要な書類を必ず受け取っておくことは大切で、売買契約書や工事請負契約者などを必ず保管しておくことをオススメします。
人生で住宅を購入するという大きなお買い物は、様々なことに対して疑問や不安が出てくることと思います。
そんな場合は、不動産会社やリフォーム会社、各自治体にどんどん相談して、満足のいくご契約をしてくださいね。