ご縁があって家族の一員となったワンちゃんには、できるだけ長くそばにいて欲しいから、病気やケガについて知り、できるだけ予防策をとりたいですよね。
ペットに犬を買う際、飼い主として知っておきたい“病気やケガ”についてまとめました。
人気の小型犬がなりやすい病気・ケガのトップ3は?
人気の小型犬がかかりやすい病気やケガは
2位 僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜん)
3位 水頭症
などがあります。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼になりやすい犬種
膝蓋骨脱臼原因と治療法
先天性・・・
生まれつき足の膝関節のまわりの筋肉や骨・靭帯の形成異常などがあることが原因。
後天性・・・
打撲や高所からの落下などによる足の外傷などが原因。
治療法:
足の膝蓋骨を正常な位置に戻す手術。
※骨が成長する前の早い時期での手術推奨。
肥満が膝蓋骨脱臼に引き金になることもあるので、肥満に注意する。
(出典:http://www.petwell.jp/disease/dog/shitsugaikotsu.html)
僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症になりやすい犬種
僧帽弁閉鎖不全症原因と治療法
僧帽弁(心臓のなかにある弁)の「粘液腫様変性」と呼ばれる変化がおもな原因。
この変性の原因は不明です。遺伝的な要因も考えられている。
治療法:
僧帽弁閉鎖不全症を完治させる方法は、現在のところありません。
治療は症状の緩和と病態の進行を抑えることを目的とし、内科的な治療が主体。
(出典:http://www.petwell.jp/disease/dog/souboubenheisa.html)
水頭症
水頭症になりやすい犬種
水頭症の症状
・トレーニングしてもなかなか覚えない
・ぼんやりしている時間や眠っている時間が多い
・急に鳴き出したり、ひどく興奮したりする
また、
歩き方がおかしい、よく転ぶ、うまく立ち上がれない、といった症状や震え、痙攣(けいれん)発作、視覚喪失などがみられることもあります。
(出典:http://www.petwell.jp/disease/dog/suitou.html)
水頭症原因と治療法
水頭症は、脳内の液体成分(脳脊髄液)が過剰に貯留し、脳室が異常に拡張した状態。
・閉塞性タイプ
脳脊髄液の流れが滞って過剰に貯留
・代謝性脳細胞タイプ
何かの原因で破壊されたり十分に発育しなかったりした部分に脳脊髄液が貯留
先天的な原因(出生前のウイルス感染や他の要因による発育不全)で起こることもあれば、後天的な原因(頭部の外傷、ウイルス感染による脳炎、脳腫瘍など)で起こることもあります。
治療法:
・内科的治療
脳脊髄液の量を減らし、脳圧を下げる薬剤を用いる
・外科的治療
脳にたまった脳脊髄液を腹腔などに流すための手術をおこなう
(出典:http://www.petwell.jp/disease/dog/suitou.html)
病名だけ聞くととても怖いように思いますが、犬のかかりやすい病気やケガだけに動物病院でも診断や治療を適切にしてもらえます。
おかしいな?と思ったらすぐに診察に行ってくださいね。
【トイプードル】人気ナンバー1の犬に多い病気は?
人気ナンバーワンのトイプードルは
・耳や目の病気
になりやすいです。
特に、目の病気、白内障や緑内障になりやすいため、視力障害を起こす前に病院に連れていってあげましょう。
また、てんかんにもなりやすく突発的に発作を起こします。
治療法としては抗てんかん薬を投与する方法があります。
犬がかかりやすい病気・ケガ【膝蓋骨脱臼】を予防するには?
膝蓋骨脱臼には、どの犬種もなりやすい病気・ケガです。
すべりやすい床などを走ったり、高いソファから飛び降りたりすることが無いよう十分注意しましょう。
予防策としては、すべりやすい床にはマットを引くなどの配慮することと、一番気を付けたいのが肥満です。
また、
肥満は膝蓋骨脱臼だけでは無く、心臓病などにもなりやすく肥満にならないようにしましょう。
適度な運動をさせる、人間が食べるものを与えないなど、食事のコントロールも必要です。
犬の虫歯や歯周病のケアは?
最近では歯周病になる犬が多く、犬の歯のケアをするようにと言われることが多くなりました。
犬の歯周病は人と同じで、食べかすが歯垢になり歯に付きます。
それが固まり歯石となり雑菌が溜まり炎症や虫歯を起こすようになります。
歯周病は放置しておくと腎機能や心臓に影響があります。
虫歯は食事がとれなくなることもあるので注意が必要です。
予防策・ケアとして大切なのは、
子犬の頃から歯磨きをする習慣をつけてあげましょう。
日頃から犬とのスキンシップをしっかり取り、様子がおかしいなど早期に発見できるようにしておくことが大切です。
ペットの犬が掛かりやすい病気と寿命
小型犬の寿命は比較的長く、12年から15年生きる場合が多いです。
長生きしてもらうには、日頃からのスキンシップなどを通して体調管理をする必要があります。
お手入れも犬種によって違いがありますが、毎日のブラッシングや歯磨きなど丁寧にしてあげることが大切です。
また掛かりやすい病気もそれぞれ違いますが、比較的多いのがアレルギーなどの皮膚病です。
これは小まめなお手入れで、早期発見ができますので早めに動物病院を受診しましょう。
そして、小型犬で一番多いとされているのが、股関節や足の病気です。
すべりやすい床などは足に負担が掛かりますので、滑りにくいようカーペットなどを引いてあげると良いでしょう。
小さなことでも直ぐに診察が受けられるよう、掛かりつけの獣医さんを決めておくと良いでしょう。
ただ犬や猫などペットの病院の費用は非常に高く、ペットを飼う上での悩みですね。
犬を飼うには、餌代にトイレの消耗品や、トリミング代に狂犬病などの予防接種などの費用が掛かります。
少しの治療でも一度の診察で2~3千円掛かる場合も多く、これが入院や手術ともなると、10万20万と高額な費用も掛かるので、それも計算の上で、ペットを迎えることを考えましょう。
費用の面、世話の面をしっかりと考慮したうえで、ペットを飼うことを決めたなら、あとは可愛いペットの犬と楽しい生活を送ることを考えましょう。
ペットがくれる癒しは何よりも、心が休まります。