アキの完成させたLTLが舞台の『藝術家の庭』ようやく完走しました。
LTLシリーズは登場人物がとても多く、基本の「飽食の館」メンバー以外にも追加されて20人くらい登場します。
読むのに6~10時間かかる長編ビジュアルノベル。
普通で考えると、この登場人物って多いですよね^^;
が!
キャラが立っているので読んでいて自然と区別ができるんです。
サイドストーリーを読んでいるせいか、それぞれのキャラに愛着が湧いているので、最終章となる『藝術家の庭』をとても楽しみにしていました。
本記事は『藝術家の庭』の感想(※ネタバレ注意!)と、次回作の『REGENERATION OF SPIN ―泡影の匣―(リジェネレイション・オフ・スピン ―ほうようのはこ―)』についてまとめました。
(画像出典:http://sweetampoule.sakura.ne.jp/paso_index.html 公式サイト)
LTLシリーズ最終章「藝術家の庭」感想【ネタバレ】
今回は、LTLに突入した瞬間からアキのプレッシャーがあり、読み進めるのがホント苦しかったです。
アキが生み出したLOOP THE LOOPなので、アキがいない所での行動も会話も、そして心の中で思うことすべてもお見通しだなんて。
・・・面白すぎる!これまでと違うパターンですね♪
(一応)主人公のレミもあれこれと考えて、タクトや冴木の動きを注意深く観察していますが、この状況下でどうやって脱出の相談をするんだろう?って読んでいてワクワクしました。
LOOP THE LOOPを作ったアキのブラフを証明する方法
さすが“家族”ですね。
これまでみたいに自分を守るために防御に走るんじゃなくて、目的は全員一致で脱出!
タクトが解説してくれた種明かしに、ただただ感動しちゃいました。
連係プレーが見事な食堂シーン、もっかい読み返したくなります。
・・・ってかレミ。
君は凄すぎる。良い仕事したというより奇跡のタイミングだよ^^;
アキの前で挙手した時は、読んでいてビックリしちゃった。
「私かよーーーー!」
みたいな。
こういうの好きです。
ちょっと違うんですが、映画「シックスセンス」とか「アザーズ」みたいに、意図的に観る者や読者に事実を隠しておいて、後でネタばらしするパターン。
うまいですよね。
おかげさまで、アキのブラフを証明する決め手にもなりました。
ちなみに、ブラフって何だろう?と思いつつ読み進めていたんですが、LOOP THE LOOPでのブラフとは
はったり、威嚇、こけおどしなどのこと。
(出典:Wikipediaより)
普段使わない言葉なので勉強になりました。
LOOP THE LOOP「藝術家の庭」のアキとは?
それにしても、いつも理解するのが難しいキャラだったアキ。
「藝術家の庭」では、シリーズ史上一番よく喋りましたね。
喋ったのは良いけれど、残念!な性格の持ち主だったわ。
共感できなかった。
カリンに最後まで心を開かなかったのも残念だな。
絵まで描いていたんだもん、なんかもっとこう・・・欲しかったです。
(※追記
サイドストーリーでカリンに絵を描いた時の心境を読めました^^)
ただただ非情な奴で終わっちゃいましたね。
「館」メンバーと“家族”のように過ごした時間を再現したくてLTLを作ったんだとしたら、もっと素直になろうよアキちゃん。
でもそれだったら、冴ゲーだらけのシナリオになっちゃうか(笑)
あ、タクトのお父さんにも招待状を送ったり、やたら絡んでくる態度に疑問を持ちませんでした?
一説によると、タクトとアキの関係は異母兄弟のようです。
ビックリ!
タクトは小説家、アキは芸術家。
この2人の父親・・・。
LTLシリーズが終わったのでもう見れませんが、どんな人物か興味あります。
「藝術家の庭」をプレイしながら「飽食の館」を懐かしく思う
花火が打ちあがった時、あぁ、シリーズ最終章がエンディングに近づきつつあるんだな・・・とジーンとくるものがありました。
アキの最期が花火なので、後から考えると複雑だったりしましたが。
そこからの脱出のカギを解くまでのシーン。
私は全く予想できていなかったので、楽しめました。ちょっとウルっときたよ。
でも、ロストしなければ生きて帰れるのが分かっているし、メンバーに襲われることはない安心感がある為、やや物足りない。
そういった意味ではすべてにおいてやはり「飽食の館」が最高!
前半と後半との一変する雰囲気や、LTL世界ならではの謎解き、現実世界に戻れた時のホッとしたあの感じ。
あの感動があるから、もっともっと見たくてサイドストーリー(有料)を購入しちゃうんです。
そしてキャラを愛しちゃって、ますますLTLファンにw
冴ゲーが懐かしい
「館」での冴ゲーを知っているからこそ、テニスの試合に誘った時のアキに対するあの場の空気・・・読めますよね^^;
カッコつけて何でもスマートに出来そうに見えて、実はオチ的キャラの冴木が、テニスできるわけないもん。
・・・アキはひどかった。
痛い。痛すぎます。ボロボロになっていく冴木の様子に、観戦させられてた他のメンバー同様に私まで気分が悪くなりました。
アキが館メンバーとしたかったことは、自分の力を誇示することじゃなくて、ホントは「館」のノリの再現だったはずなのに。
タクトとカエデの関係はサイドストーリーで
カエデがプロテクトしたのがタクトなのも、「飽食の館」~「錯綜の渦」までのシリーズをプレイしているからこそ、しょうがないなぁ・・・と思えるんですよね。
タクトの心はカエデにないと思うんだけど・・・
サイドストーリー(有料)には、第1のゲームが始まるまでに部屋で隠れていた時のシナリオがあります。
本編では書ききれていない2人の関係がよく分かるセリフの数々。
やっぱりサイドストーリーまで読んでこそのLTLですね。
私としては、ノボルが可哀想でたまんなかったんですが。
良い男だと思うんだよね。
タクトを思っていることを知っていながらも一途にカエデのこと好きだし、本音はカエデにプロテクトかけて守りたいんだけど、それを許すはずがない気持ちを理解して第2のゲームで静観することを決めていたし。
「庭」でも、カエデは振り向いてくれないタクトを選ぶんだなぁ。
ノボル・・・切ないね。
いつかノボルの気持ちが届くと良いな。
「藝術家の庭」でのルカの役割は?
ルカの登場は、「館」からのファンへのサービスかな。
なのに・・・なのに・・・
“家族”(館メンバー)との交流の時間もそこそこに、なぜあんな悲惨なことに。
どうせ登場するなら、先を進むメンバーの道しるべ的な存在になってくれるとか、アキとの闘いの際に誰かの危機を救ってくれるとか。
そうしたら泣けたかも。
えげつな過ぎるシーンに、ビックリしたまま私の気持ちは置いていかれました><
LTLシリーズをダウンロード。無料アプリとは思えない完成度!
sweet ampoule official web
(スィートアンプル公式サイト)
http://sweetampoule.sakura.ne.jp/paso_index.html
私がこれまでプレイしたのは、
・飽食の館/飽食の館サイドストーリー/飽食の館 episode.0/飽食の館episode.0サイドストーリー
・錯綜の渦/錯綜の渦 episode.0/錯綜の渦 episode.0サイドストーリー
・藝術家の庭/藝術家の庭サイドストーリー
です。
いずれも本編は無料のアプリで、サイドストーリーだけ有料アプリ。
本編が無料とは思えない満足度なので、S.S.が有料でも納得して購入しています。
以前はもっとお安かったような???
LTLシリーズは、上記の、sweet ampoule official web公式サイトより、ダウンロードしてください。
LOOP THE LOOPには、PC版・スマホ版・ガラケー版があります。
LTLオープニングムービーできました【まとめ】
主人公のレミを合わせて登場人物21人だよね。
普通で考えると多いのに、全員のキャラが頭に入ってマス♪
↓
LOOP THE LOOP 錯綜の渦 OPムービー
オープニングムービーからルカが出てるし期待しちゃうよね。
シリーズ最終章。もうホント大満足です!
↓
LOOP THE LOOP 藝術家の庭 OPムービー
この映像を見ているだけでも、またプレイしたくなります。
これが無料アプリだなんて信じられないよね。
完成度高すぎます!
LTLと同じ世界観の新作の情報は?
『REGENERATION OF SPIN ―泡影の匣―(リジェネレイション・オフ・スピン ―ほうようのはこ―)』は、LOOP THE LOOP(LTL)の世界観をそのまま引き継いだ新作。
キャラも違うし、文章の雰囲気もガラリと変わっているとのこと。
制作の進行状況やリリース情報については、sweet ampoule代表でありシナリオ・企画などを担当しているKate(けいと)さんのブログをチェックするのがおすすめです。
↓
『Kateぶろぐ』→sweet ampoule オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/sweetampoule2008
もしかすると前編は来年1月リリースで、後編が5月~6月頃になるかもです。
早くプレイしたいですね♪